
執筆者:辻 光明
代表税理士
交際費・会議費・福利厚生費の税務調査対策

税務調査の緊急相談
税務署からの連絡内容をもとに、初動と資料準備を整理する
調査日、対象税目、対象期間、不安な論点を確認し、当日までに説明方針を整えます。
領収書に目的と相手先を補う
交際費、会議費、福利厚生費は、領収書があっても事業関連性や区分が問われやすい費目です。税務調査では、誰と、何のために、どの業務に関連して支出したかを説明できるかが重要です。
この記事の結論
税務調査対応では、最初に「対象税目・対象期間・求められている資料・回答期限」を切り分けることが重要です。交際費・会議費・福利厚生費の税務調査対策の場面でも、先に資料と事実関係を整理してから説明方針を決めると、不要な誤解や回答のブレを抑えられます。
初動で確認すること
支出日、相手先、参加者、目的、金額、場所、勘定科目、社内承認の有無を確認します。役員や親族だけの飲食、休日利用、旅行、贈答は特に区分を見直します。
準備する資料
領収書、カード明細、交際費台帳、会議議事録、参加者メモ、社内規程、福利厚生制度の対象者、贈答リストを準備します。
やってはいけない対応
領収書だけで説明を終える、相手先を記録しない、私的支出を福利厚生費に混ぜる、役員だけの支出を全社福利厚生のように処理することは避けます。
7日以内に進める実務フロー
1日目は税務署から聞いた内容を記録し、社内の回答窓口を決めます。2日目から3日目は申告書、帳簿、証憑、契約書、通帳、会計データの所在を確認します。4日目から5日目は論点になりそうな取引を年度別・税目別に分け、説明できる資料と不足資料を一覧化します。6日目から7日目は税理士と当日の説明方針、資料提示の範囲、回答保留にする質問を確認します。
緊急相談が必要なサイン
税務署から調査日程を急がれている、無予告で来訪された、売上漏れ・架空経費・外注費・消費税還付・源泉所得税などの具体論点を示された、過去申告に大きな不安がある、納付資金が足りない可能性がある場合は、早めの相談が必要です。税務調査緊急対応の相談は、専用フォームから状況を共有できます。
税理士に共有すると早い情報
税理士には、高額支出、役員関係支出、親族・個人利用が疑われそうな支出、社内規程の有無、科目判断に迷った取引を共有します。
よくある質問
Q: 領収書の裏にメモを書いておけば十分ですか?
Q: どの段階で税理士に相談すべきですか?
まとめ
交際費・会議費・福利厚生費は、支出目的と相手先を説明できる状態にします。領収書と補足メモをセットで管理しましょう。
参考情報
この記事を書いた人

辻 光明
代表税理士
税理士 / 認定経営革新等支援機関
税理士法人 辻総合会計の代表。クリニック開業支援・医療法人設立・クラウド会計導入を得意とし、オンラインでの税務顧問サービスを推進。
ご注意事項
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