「クリニックの集患対策にはホームページは必要?」「ホームページはあるけど、集患につながっていない」と悩んでいませんか。
現在ではクリニックを探すときに、ホームページが検索されることがほとんどです。そのため、集患をするにはホームページが患者さんの目に留まらなければいけません。
そこで本記事では、ホームページによる集患のコツについてご紹介します。すぐに始められる対策もあるので、ぜひ参考にしてください。
経営について悩んでいる医療機関の経営者の方はいませんか?「辻総合会計」では、医療分野に強い税理士が開業や継承サポート、経営支援などを行います。お気軽にご相談ください。
「医療・介護・福祉コンサルティング」はコチラから
集患にホームページは必須?!
クリニック経営において、ホームページの作成は集患の効果があります。インターネットが普及している現代、幅広い世代がオンラインの情報をたよりにしてクリニック選びをしているからです。
新規の患者さんはインターネットを利用して、クリニックの情報を確認します。患者さんが知りたいと考えている内容を取り入れたホームページを作成すれば、クリニックの集患につなげられます。
また、以下に説明するSEOやMEOの対策で、より選んでもらいやすいです。多くの患者さんに足を運んでもらうためにも、ホームページを作成してみましょう。
ホームページによる集患を成功させるコツ6つ
「たくさんの患者さんに来てもらうためにはどのようなホームページを作成すれば良いのか?」と気になりますよね。ただクリニックの情報をのせるだけでは集患の効果は低いです。
そのため、ホームページによる集患を成功させるコツには以下のような対策をとりましょう。
- 患者さんが知りたい情報をまとめる
- クリニックのイメージに合うデザインにする
- 医療広告ガイドラインに準拠する
- 専門用語・知識をわかりやすく説明する
- SEO対策・MEO対策をとる
- スマートフォンで読みやすいようにする
それぞれについて解説します。
患者さんが知りたい情報をまとめる
ホームページは、患者さんが知りたい情報を分かりやすくまとめた内容にするとよいです。知りたい情報をまとめておくことで、クリニックへの受診がしやすくなります。
ホームページへの内容としては以下になります。
- 基本情報(住所・電話番号・アクセス方法など)
- 医師・スタッフの人柄や情報
- クリニックの雰囲気
- 診療の情報
- 予約の方法
- お問い合わせフォーム
- 診療科目や疾患
事前にクリニックのことが分かると、初診の方も安心して来院しやすいです。
クリニックのイメージに合うデザインにする
ホームページのデザインはクリニックのイメージに合う配色で統一するとよいです。患者さんにとって視覚的な印象として残りやすくなります。
しかし、覚えてもらいたいからといって奇抜で目立ちやすい配色にすればいいという訳ではありません。経営の理念にそったイメージや利用者に合った配色で統一すると好印象につながります。
自分のクリニックにはどのような色が合うのか検討し、テーマカラーを決定してみましょう。
医療広告ガイドラインに準拠する
クリニックのホームページは、医療広告ガイドライン「医業もしくは歯科医業または病院もしくは診療所に関する広告などに関する指針」に準拠した記事を書く必要があります。
ホームページや医療広告は、患者さんが適切な治療を理解して選べるように、客観的で正確な情報が伝わるように作らなければなりません。しかし、何でも記載してよいわけではなく、医療広告ガイドラインにそって、作成しなければ法的な規制の対象となります。
例えば、以下の内容の記載は禁止されています。
- 内容が虚偽にわたる広告
- 他の病院または診療所と比較して優良である旨の広告
- 誇大な表現をしている広告
- 公の秩序または善良の風俗に反する広告
- 広告可能事項以外の広告
事前に医療広告ガイドラインを確認し、患者さんにとって適切な内容を載せることが重要です。ルールをまもって作成すれば、患者さんのためになるホームページになり、集患につながるでしょう。
参考:医療広告ガイドライン「医業もしくは歯科医業または病院もしくは診療所に関する広告などに関する指針」
専門用語・知識をわかりやすく説明する
診療の情報をのせる際はとくに、専門用語をわかりやすく説明することが大切です。
患者さんにとっては「先生はどんな治療が得意なのだろう?」「この症状について診てもらえるのか?」など、来院する前の不安は少なくありません。
クリニックでの治療の方針や病気の説明などが分かりやすく書かれていれば、患者さんの疑問を解決しやすいホームページを作れます。
クリニックの集患につなげるために、誰が読んでも理解できるような文章を書くことは意識すべきポイントといえるでしょう。
SEO対策・MEO対策をとる
SEO対策やMEO対策をとると、患者さんがGoogleやYahooなどの検索エンジンで検索した際に、クリニックを見つけやすくなります。クリニックの集患に大切な対策なので、作成の際に意識してみてください。
SEO対策とは
SEO(Search Engine Optimizationの略)とは検索エンジン最適化を意味します。SEO対策で、自分のホームページが検索結果の上位に表示されやすくなります。
患者さんは検索エンジンでの検索で、目的としているクリニックを探したり、複数のクリニックを比較したりします。
クリニックのホームページを上位に表示できず、患者さんの目にとまらなければ、選択肢からはずれてしまいやすいです。
集患するには「地域名+疾患(診療科目)」で上位表示を目指しましょう
MEO対策とは
MEO(Map Engine Optimizationの略)とは、マップエンジン最適化を意味します。MEO対策で、地図アプリで検索した際にクリニックが上位に表示されやすくなります。
Google mapで「クリニック」と検索した際は、自宅から近いクリニックの情報が一覧として表示されるでしょう。
Google mapでクリニックのホームページが上位に表示されれば、患者さんも足を運びやすくなり、集患率の向上につなげられます。
スマートフォンで読みやすいようにする
スマートフォンの表示でも見やすいように記事を書くことが重要です。
総務省の「令和5年情報通信白書|国民生活におけるデジタル活用の動向」によると、2022年のインターネット利用率は83.4%です。そして、インターネットを見る手段として、最も利用されているのがスマートフォンです。
そのため、ホームページを作成した際は、スマートフォンで「見やすい」と思われる記事やデザインにするとよいでしょう。
【スマートフォンで見やすいホームページの作り方】
- 段落分けを適度にする
- 大見出し・小見出しを活用する
- 写真や画像を入れる
- 色を使いすぎない
- 流し読みでも意味が分かるように装飾する
スマートフォンで見にくいコンテンツは読まれない可能性が高くなります。そのため、コンテンツを作成後は、スマートフォンで読みやすいか確認することをおすすめします。
まとめ
クリニックの集患につながるためのホームページの作り方について解説しました。
来院してもらうためには、患者さんが知りたいと思っている内容をホームページで紹介することが必要です。また、ホームページのデザインや医療ガイドライン、検索エンジンについても対策すると良いでしょう。
ぜひ記事を参考にして、患者さんのためになるホームページを作成してみてはいかがかがでしょうか。
大阪でクリニックの開業や経営支援ができる会計事務所をお探しの方は「辻総合会計」へ
辻総合会計では医業に特化した税理士が院長のお悩みをサポートします。
クリニックの開業や継承、経営に関してお困りごとはありませんか?当社は多くのクリニック様の開業や継承に携わってきた経験があります。
関西・大阪で医療業界に強い税理士をお探しなら、辻総合会計にお気軽にご相談ください。